仏カルフールも「リテールメディア」推進 学ぶべき4つのポイント
米国に続き、欧州でもリテールメディア(小売企業による広告事業)が広がりつつある。日本の小売業界と同様、リテールメディア活用の黎明(れいめい)期であるからこそ、その思想や仕組みなどの組み立て方には参考になる部分が多い。国内外の小売り事情に詳しいIBAカンパニー(東京・新宿)の射場瞬氏が「SHOPTA
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米国に続き、欧州でもリテールメディア(小売企業による広告事業)が広がりつつある。日本の小売業界と同様、リテールメディア活用の黎明(れいめい)期であるからこそ、その思想や仕組みなどの組み立て方には参考になる部分が多い。国内外の小売り事情に詳しいIBAカンパニー(東京・新宿)の射場瞬氏が「SHOPTA
グローバルで「リテールメディア」が小売業界のトレンドになっている。リテールメディアは、小売企業による広告事業のこと。米アマゾン・ドット・コムと並び業界をけん引しているのが、米国のスーパーマーケット大手、ウォルマートだ。2023年3月末、米国で開催された小売業界のカンファレンス「SHOPTALK(シ
小売企業による広告事業「リテールメディア」のグローバルの推定市場規模は、12兆円と見られている。中でも米国はその半分、2022年に約6兆円の規模を誇る世界最大のリテールメディア市場となっている。なぜ今グローバルでリテールメディアに注目が集まるのか。米国で開催された流通関連のイベント「SHOPTAL
2023年1月15~17日に開催された小売り展示会「NRF 2023: Retail's Big Show」では、開催地である米ニューヨーク近郊の最先端ショップを紹介するセッションがあった。米小売業界に詳しいIBAカンパニー(東京・新宿)の射場瞬氏が、それら店舗のいくつかを実際に訪れ、見えてきた最
米国の小売りや一部メーカー各社の間で、「重要顧客」をマーケティング戦略の要に置くようになってきていることは、以前に日経クロストレンドで紹介した通り。実際のリテールの現場でより高いレベルの顧客体験を生み出す試みは、どのように行われているのか? 前編に続き、食品小売業界のイベント「GrocerySho
「日本のリテールDX(デジタルトランスフォーメーション)の未来」が予見される――。そんなことが感じられる食品小売業界のイベント「GroceryShop(グロッサリーショップ) 2022」が、2022年9月19日から22日、米国ラスベガスで開催された。前回の伴大二郎氏によるリポートに続き、イベントに
米国ラスベガスで2022年3月末に開催された小売業界のイベント「SHOPTALK」で、注目トピックの1つはインフルエンサーによる「ライブコマース」だった。中国では数年前から成果を出せる販路として注目されてきたが、最近では米国でも盛り上がっている。ライブコマース成功の秘訣を講演内容から探る。
2022年1月に米ニューヨークで開催された小売分野の展示会「NRF 2022: Retail's Big Show」。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)やインフレの懸念はあるものの、米小売りは好調。脱クッキーで広がる「リテールメディアの拡大」など、急速に変化する米国の最新事情を分析す
2021年1月に開催された小売分野の展示会「NRF 2021: Retail's Big Show」で複数の講演者が話題としていたトピックが「コロナ禍における米ウォルマートの成功」。人の流れが止まるパンデミックの中、なぜウォルマートは成功できたのか。NRFの講演内容と、ここ数年の同社の取り組みから
新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい外出制限が続いた米国。その影響を受け、デジタル活用が最も進んだのは、食料品や飲み物などの「グローサリー」分野だ。背景には「BOPIS」(Buy Online Pick-up Instore、ボピス)という新施策を多くの流通が相次いで導入したことがある。消費者への